過労死等防止対策推進全国センター

過労死問題資料室

過労死の認定基準改善を 家族の会、厚労省に要請書 西日本新聞2016/11/9

「全国過労死を考える家族の会」と「過労死弁護団全国連絡会議」は9日、過労死や過労自殺に関する労災認定基準の改善や、過労で亡くなり労災申請をしたのにまだ認定されていないケースの早期労災認定を求める要請書を厚生労働省に提出した。 東京・霞が関の厚労省を訪れた家族の会の寺西笑子代表は「認定基準が合わず、救済されるべき人が、なかなか救済されない現状がある。申し入れを受け止め、認定基準の改善に結びつけてほしい」と訴え、担当者に書面を手渡した。1989年以来、毎年同様の要請をしている。

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隠れた労働時間、発注者の無理な納期設定…4つの労災事例にみる「過労死問題」 弁護士ドットコムニュース2016/11/10

厚労省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」が11月9日、東京・千代田区で開かれ、過労死問題にくわしい川人博弁護士が、今年労災が認定された4つの事例を挙げ、過労死防止対策の強化を訴えた。 ●海外勤務者の過労死防止が急務 1つ目の事例は、海外勤務者の過労死。東京営業所に籍を置き、上海で働いていた男性が、100時間を超える時間外労働などにより、心筋梗塞で2010年に突然死。今年7月、中央労基署に労災認定された。 川人弁護士によると、2008年から2013年の6年間に上海では247人が死亡しており…

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娘失った遺族、電通に「本気で改革を」 都内でシンポ 朝日新聞デジタル2016/11/9

厚生労働省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」が9日、東京都内であり、広告大手、電通の新入社員だった娘を過労自殺で失った高橋幸美さん(53)が登壇した。 幸美さんはこの日登壇した遺族の1人。長女のまつりさん(当時24)が電通に入社したころの希望に満ちた様子や、昨年末に自ら命を絶つまでのやりとりを約10分間にわたって話した。 「大好きで大切なお母さん。さようなら。ありがとう。人生も仕事もすべてがつらいです。お母さん、自分を責めないでね。最高のお母さんだから」。亡くなった朝にまつりさんが送って…

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