過労死遺族「彼らは命を賭け『働くことの意味』を問いかけている」胸の内を語る 弁護士ドットコムニュース2016/11/10
厚労省主催の「過労死等防止対策推進シンポジウム」が11月9日、東京都内であり、過労死で家族を亡くした遺族4人が「すべての人に『働くことの意味』を考える責任がある」などと思いを語った。 ●「私たちの家族は無駄死にではなかった」と思いたい 宮城県の前川珠子さんは2012年、仙台にある大学の准教授だった夫(当時48歳)を過労自殺で亡くした。家族を大切にしながらも、「仕事が命」という夫だったそうだ。 前川さんによると、夫は准教授ながら研究室を構えていたが、東日本大震災で全壊。任期の終わりを数年後に控え、…